自分への投資☆

街を歩いていて、久しぶりにエステの勧誘のおねいちゃんにかどわかされた。
ひょいひょいついて行って、タダで貰えるもんだけ貰って、販売トークはのらりくらりと聞き流して、帰して貰う。
やる気も無いのにエステのおねいちゃんの話を聞くのはかーなり時間の無駄だけど、結構この時間、キライじゃない。世辞のシャワーを、これでもかと浴びせかけてくれるからね、少しは自分いけてんのかなって前向きになれますし。相手にノーといわせない話術も、話し下手のあたしにとって貴重なお手本です。
おねいさんの世辞で調子に乗った状態で街に出て、秋服やらコスメやら乙女な買い物に散財してしまう。これでまた何食か霞になりましたートホホ。


んで六時から、金剛能楽堂で、京都能楽養成会発表会を鑑賞。
同じ時刻に春秋座で行われるホスピタルアートに関してのシンポジウムと、どっちに行くかギリのギリまで悩んだのだけど、おミソがロヂカルなものより直情的なものをお望みのようだったのでこちらを選択。かぶらなきゃ絶対どっちも見に行ったのにナー。ここ最近の一番の悩みが“このどっちを見に行くか”だったあたしはかなりの幸せもんなんでしょうねぃ。


番組は、舞囃子が三番と、ワキ語・独吟・狂言が一つずつ、それに半能『張良』。張良ワキ方の習物で、袴の半能といえど、期待度は高い。そのせいかいつもより見所もにぎやかだった。
他の曲もそれぞれに面白かったのだけど。張良の迫力は期待以上で、印象も抜群だった。配役は、シテ・大江信行 ツレ・河村浩太郎 ワキ・原大 笛・杉信太朗 小鼓・曽和尚靖 大鼓・河村大 太鼓・前川光範 地頭・片山清司 の各師(敬称略)。
舞台は、袴能である事を忘れさせる華やかさがあった。霜で真っ白な橋も、川の激流も、眷族の龍も、そこに見るかのような臨場感。それぞれのお役の方々のベクトルがガチンコでぶつかってるからこんなふうな舞台が出来るんでしょう。謡も・型も・囃子も、一つ一つの要素の刺激が強くて、目が回るような高揚感を感じた。心拍数も呼吸も上りましたょ。こんだけ、終んないで欲しい、と思ってしまった舞台は久しぶり。そんくらい気持ち良かった。こんな舞台を見ると、舞台の上の能楽師さん達と同じ時代を生きていることを感謝したくなります。格好良すぎ。しやわせ。



エステのおねいさん。“未来の自分への投資だと思って”とエステをすすめてくださいましたが。今のあたしにとって、美顔器よりも・補正下着よりも、こんなふうなビンビンきちゃってる舞台に、時間・財力・この身の力を注ぐほうが、すごく実践的な“自分への投資”に思えるんです。わかってね。ゴメンナサイね。



おうちに帰って、窓際太郎の事件簿を見る。こいちまん京都にロケに来てたんだ。。てか結構近所に来てるょ。。。見たかったなーくやしス。